3D-CADを始めよう!

3D-CADを始めよう!

無料の3D-CADソフトで設計しよう!


無料の3D-CADとして細かい事は出来ないかもしれないが

操作が簡単で、色々な事が出来るTINKERCAD(ティンカーキャド)があります。


このソフトはWEBで設計できるので、ソフトのインストールがいりません。

という事は、高性能なパソコンではなくてもネットがそれなりに快適に

動くパソコンで作業が出来る事が魅力です。

TINKERCAD



設計方法

サーボモータを実験する時、そのままだとモータが倒れてしまい安定しないので、モータを置くスタンドを

TINKERCADで設計するとこんな感じです。

基本な使い方は、丸、△、四角を置いて最後に結合するだけです。


3Dプリンター用のデータ作成

一般的に3Dプリンターで使用するデータはSTLファイルと呼ばれる形式のデータになります。

TINKERCADはSTLファイルが簡単に出力出来るので、3Dプリンターで何か設計して印刷したいのであれば便利です。

STLファイルはそのままでは3Dプリンターで印刷は出来ません。

スライサーといわれるソフトでSTLデータを印刷の設定などを行いGcodeといわれる機械の動作を制御するファイルに

変換して3D印刷を行います。

スライサーソフトに先ほど設計したサーボモータのスタンドのSTLデータを読み込んで3Dプリンターのデータを作るとこんな感じになります。

このデータの印刷は約44分かかって材料(フィラメント)は約6g必要となっています。

この内容は3Dプリンターの使い方になるので、細かい説明は省略します。

3Dプリンターで印刷するとこんな感じになります。

3Dプリンターは安価なものでもそれなりなものが作成できます。

大きなものを印刷しなければ入門用として3万円台の物でも十分だと思います。

もっと高品質な物を印刷したいならまず3D-CADを使いこなしてから

買いなおしたほうがいいと思います。

そんなに使用しない事もありますし、(稼働率が低い)高価なものを購入するのはもったいないし

材料などのスペアを含め場所を取りますのでその辺も考えましょう。

そのうち、CORDER道場でも導入してくれるかもしれないし??


ブレットボードの配線図の作成

TINKERCADでは3Dの設計だけでなく、micro:bitとブレッドボードをつかった配線図も書くことが出来ます。

こんな感じで書けます。


本格的な設計へ

TINKERCADでは難しい本格的な作業を行いたいなら、Fusion360が無料で使用可能です。

使い方を覚えるのが大変なソフト紹介しするのもどうかと思いましたが、たくさんネットで

使い方の説明や、解説書や使い方の書籍も数多く出版されている事から、Fusion360を紹介します。

このソフトをリリースしているAUTODESK(オードデスク社)は2D-CADで世界標準といっても過言ではない

AutoCADを作っているメーカです。

Fusion360は1年間、非営利目的(個人的な利用)は無料で使える3D-CADです。

(私はTINKERCADだけで今のところ作業出来ています。)


ライセンスが切れたらまた1年の無料ライセンス手続きが出来る。(毎年更新すればずっと使える。)

営業目的ならライセンス料を払えば正規版を使える。

いくつもある3D-CADの中でFusion360を今回すすめるのは、TINKERCADで作成したデータが

そのままFusion360で編集できるので過去に設計したデータが無駄にならないです。


ほかにもある無料で使える3D-CAD

電子部品の販売サイトで有名なRSコンポーネンツの提供する3D-CADもあります。

(私はこのソフトは使用していません。)

このソフトは、書籍等は見当たらないのですが、チュートリアルの動画があり、

見ていればなんとなく使い方がわかる点が良いのと、ネットでも使い方が比較的見つかります。


DesignSpark Mechanical

Spark Mechanical


DesignSparkにはプリント基板の設計もできる

DesignSpark PCB があるので、設計環境を統一できる点は魅力的です。

DesignSpark PCB


まだまだあるぞ! 無料CAD

まだまだたくさん無料で使えるCADはありますが、あまり多く紹介してもどれがいいか迷うと思います。

紹介した物は有名な物で使い方も簡単、あるいはネットや書籍で簡単に調べられる物を紹介しました。

ほかのCADがいいという人はネットで「無料 3D-CAD 比較」などで検索してみてください。

ただ3D-CADは高性能なパソコンでないと動作が遅く作業に支障が出る物や、日本語に未対応な物も

ありますので、体験版等で確認するといいと思います。


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