python コードサンプル(Scratchユーザ向け)

目次

python コードエディタ

pythonプログラミングをWindowsパソコンで練習するには Raspberry Pi Coder Editor がおススメです
https://editor.raspberrypi.org/ja-JP/

表示する。[こんにちは!]と言う, print

文字を表示する。

文字だということを示すためダブルクオーテーション「”」記号で文字列を閉じます。

print( "おはよう" )

#実行結果

おはよう
数値を表示する。

数値は「”」記号は不要です。

print( 55 )

#実行結果

55
文字と数値を混在させて表示する

文字と数値をカンマ「,」記号で区切ります

print( "今日の参加者数は", 12, "人です")

#実行結果

今日の参加者数は 12 人です
変数を表示する

文字と数値以外の「英文字で定義する名前」を表示すると変数とみなされます。

a = "りんご"
print( a )

#実行結果

りんご

変数で計算をしてみよう

変数aと変数bに入れた数字で、計算結果を表示します。
足し算は「+」 引き算は「-」 かけ算は「*」 割り算は「/」 です。

a = 3
b = 2
c = a + b
print( "答え = ", c )

#実行結果

答え =  5

インデントを理解すること(大切)

インデントとは、行のはじまりに数個の空白を入れることです。pythonではコードをひとつのブロックにまとめることをインデントで表現しています。同じ個数の空白が入っているコードがひとつのまとまりです。
空白は、半角文字2個でも4個でもかまいません。<Tab>でもうごきます。一般的に半角空白4文字で統一するのがよいでしょう。

ブロックの中に別のブロックを含める場合は、半角空白4文字+4文字で合計8文字を入力して2段目のブロックを表します。
なお、下図の場合、最下段のadd(4,5)は、defで定義したadd()関数のブロックには含まれていません。

繰り返し([10]回繰り返す), for

range()の中に記述する数字の回数だけ繰り返す。例えば 0 から 10 回繰り返します。変数には繰り返したときの何番目なのか数字が入ります。

for num in range(10):
    print( num )

#実行結果

0
1
2
・・・<中略>
8
9

文字を順番に繰り返すこともできます

for str in "ABC":
    print( str )

#実行結果

A
B
C

ずうっと([ ]まで繰り返す), while

[]まで繰り返す は「~のあいだ、ずっと」に置き換えて while を使います

例えば、変数numの数値が5になるまで繰り返す場合は、「5より小さいあいだ、ずっと」繰り返します。

num = 0
while num < 5:
    print( num )
    num += 1
print("end")

#実行結果

0
1
2
3
4
end
ずっと

終わりがなく永久に繰り返す場合は、「while True:」を使いますが、止める条件も一緒に考えます。

num = 0
while True:
    print( num )
    num += 1

#実行結果

0
1
2
・・・<永久に続きます>
「ずっと」の止め方

Raspberry pi Code Editor の場合はストップボタンが表示されます

[ctrl]+[c]

ラズパイのターミナル(コマンドプロンプト)で python を実行している場合はキーボードの[ctrl]を押しながら、次に[c]を押します。

num = 0
while True:
    print( num )
    num += 1
    if( num > 3 ):
        break
print("end")

変数numが3より大きくなったら、ずっと(while)を終了(break)する。

もし[]なら[] でなければ, if – else –

もし変数numが5ならは、if を使います。

num = 5 というのは変数numに5を代入するという意味なので、if文で比較するには「=」を2個並べて「num == 5」と表記します。5より小さいは「num < 5」、5より大きいは「num > 5」と表記します。

num = 5
if num == 5:
    print( "五です" )

#実行結果  もし1行目に num=3 を代入した場合は、num == 5 にならないので何も表示されません

五です
もし変数aが5でなければ

「でなければ」は「else」を使います

a = 2
if a == 5:
    print( a, "は五です" )
else:
    print( a, "は五ではありません" )

#実行結果

2 は五ではありません
もしの条件が2個以上ある場合は

「elseif」を使うことができます

num = 2
if num > 5:
    print("大きい")
elif num == 5:
    print("同じ")
else:
    print("小さい")

#実行結果

小さい

ブロック定義(新しい命令をつくる), def

ブロック定義(def)は、何度も繰り返すプログラムをひとまとめにすることをいい、そのブロック名を一行で呼び出すことができます。
例えば、「こんにちは」を表示するブロックを関数名「kano()」でつくります。

def hello():
    print( "こんにちは" )

hello()

def でブロック定義してから、関数名を呼び出すこと。下記のように定義前に実行するとエラーになります。

# この順番はエラーになります! ブロック定義されていないのにkano()が呼ばれたのでエラー。
hello()

def hello():
    print( "こんにちは" )
値を渡すブロック定義

変数 a に数値の 2 が入る。変数 b には 3 が入る場合、a と b の値を足し算して表示します。

def add( a, b ):
    print( a + b )

add( 2, 3 )

# 実行結果

5
ブロック定義の計算結果を取得

ブロック定義の値を呼び出し元に戻すことができる

def add( a, b ):
    answer = a + b
    return answer

c = add( 4, 6 )
print( c )

# 実行結果

10

[1]秒待つ。を追加する, time, import

python で時間を使うには、他のプログラム(ライブラリという)を追加します。import命令をつかってライブラリを追加します。
ライブラリは、インターネットからダウンロードすることで、さまざまな機能を追加することができます。
timeライブラリは、たぶんダウンロード済みなので、importするだけで使えます。

import time

time.sleep( 1 )

例えばこのように使います

import time

def printA( str, t ):
    print( str )
    time.sleep( t )

printA( "クイズ。これなに?", 2 )
printA( "ど□□□", 2 )
printA( "ど□や□", 2 )
printA( "ど□やき", 2 )
printA( "どらやき", 2 )
print( "end" )

# 実行結果

# 1行ずつ2秒ごとに表示されます
クイズ。これなに?
ど□□□
ど□や□
ど□やき
どらやき
end

文字入力, input

キーボードで文字入力して、文字列を変数で取得します。

answer = input( "好きなフルーツは何ですか?" )
print( answer, "が好きなのですね" )

# 実行結果

好きなフルーツは何ですか?
プリン
プリン が好きなのですね

あ。プリンはフルーツじゃないや。

乱数(1から10までの乱数), random

▼乱数を使いたいときは、[random]ライブラリを読み込みます。
そのままでは1より小さい数字が小数点で選ばれます。

import random
print( random.random() )

実行結果(1未満の数字)

0.7311067381037699

▼もし整数を使いたい場合は randint() を使います。また最小と最大の値を指定します。例えば1から6までの乱数であれば

import random
print( random.randint(1,6) )

実行結果

5

▼(サンプル)ランダムに答えを表示するコード

import random

def question():
    a = random.randint(1,3)
    if a == 1:
        print("プリン")
    if a == 2:
        print("カレーライス")
    if a == 3:
        print("どら焼き")

print("好きな食べ物は?")
question()
print("です")

実行結果

好きな食べ物は?
プリン
です


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