ラズタンク開発構想2025

CoderDojo青梅 午後の部ではラズベリーパイ&電子工作をテーマに、プログラミングを遊んで学習しています。
2022年から子どもたちの意見を取り入れつつ、ラズタンクを進化させて今年は4年目、4期生を募集することになります。
この開発で何ができるのか、何を学習するのか整理します。

ラズタンクとは

ノートPCで遠隔操作するリモート自動車。2022年に子供たちと構想会議をひらき、人が立ち入れない場所への災害支援ができる遠隔操作ロボットを想像しました。最初は設計図もなく、手探りで単純な構成でした。

最初のゴール設定は、ノートPCからWi-Fiで接続されたラズタンクを前後左右に移動させること。

何ができるのか

下記のステップでロボットを開発することができます。最初の部品調達まではCoderDojo青梅のメンターと保護者とで質疑応答しながら進めます。子どもたちが最初に参加するのはステップ4の構築(車体の組み立て)からです。4時間くらいかかるので午前午後2時間ずつ1日で作業します。ステップ6以降は毎月午後の2時間でプログラミング技術を学習しながら1年かけて完成を目指します。完成したら最初の目標になるラズタンクの競技会[CoderDojo青梅ラズタンクカップ]に参加します。

  1. 要件定義
  2. 外部設計
  3. 部品調達
  4. 構築(組み立て)
  5. 検査(動作確認)
  6. 詳細設計(プログラミング)
  7. 運用保守(プログラミングしながらアジャイル開発・機能拡張)

何を学習できるのか

午前中のScratchプログラミングは見た目はレゴブロックのようですが、大人でも難しいゲームやアニメーションなどを開発できるプログラミング言語です。プログラミングのスキルを獲得するために、コードを考え、コードを書いてデバッグして、考えた通りに動くことを検査するためにはとても良い開発環境です。しかし、データベースなどの機能が足りないので、Scratchだけで業務アプリやスマホアプリを作ることはできません。
午後のラズパイプログラミングは、Python(パイソン)やJavaScript(ジャバスクリプト)などのプログラミング言語を使います。この言語は、社会人の業務で実際に使われている言語です。とてもたくさんの命令が存在し、命令スペルを一文字でも間違うとエラーが発生して動きません。しかし、がんばれば実生活で本当に使えるアプリを作ることができます。身の回りに存在するたくさんの電気製品にはプログラムが組み込まれています。成果物はPCとスマホ以外にも活用できることを知るために電子工作にも取り組みます。

  • 社会人の業務にも使えるプログラミング言語で開発を体験
  • 電気製品を動かすプログラミングを体験
  • 開発を通じて、新しい技術を習得

活用するプログラミング技術

  • Linux OS(RaspberryPi OS)
  • Python
  • JavaScript
  • Node-RED(IoT開発環境)
  • ライブラリ(OpenCV, Jtalk 等)

活用するプログラミング以外の技術

  • 電子工作(モータードライバIC, LED, 抵抗, 電池, サーボモーター, カメラ, 赤外線他センサー)

ラズタンク開発の成果

年に一度の成果発表は、ラズタンクでの競技大会です。2023年の様子を参照してみてください。
https://coderdojo-ome.funnygeekjp.com/767/


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